ミドルマネジメント研修(婦負森林組合様)
【ミドルマネジメント研修の講師を務めさせていただきました】
先日(2022年10月20日)、婦負森林組合様で中間管理者様向けの管理者研修の講師を務めさせていただきました。
※本投稿は、婦負森林組合様より、投稿内容の確認、並びに、組織名の公表のご許可をいただいた上で投稿しております。
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【研修の概要】
研修内容は、参事の「中間管理者として頑張っている方々に、経営全体を視野に入れて管理者として仕事をするスキルを身に付けるからこそ見えてくる世界観などを味わってほしい」といった想いを最大限に汲み取り、コンテンツを「婦負森林組合の存在意義の再確認」と「婦負森林組合にとっての中間管理者の役割や求められるビジネススキルなどを認識した上での自己成長意欲の向上」の2部構成としました。
研修の形式は、「対話をイメージしたもの」といたしました。
研修の基礎には、受講者である「中間管理者の方々の想い」を中心に据えました。
◆参事様による「婦負森林組合の存在意義の再認識」
総合的な戦略推進者である参事様により婦負森林組合の存在意義の説明する機会を設けることで、中間管理職の方々と「組織の目的」を共有し、参事、中間管理者、外部からの応援者である近藤の一体感の醸成を図りました。
◆中小企業診断士(近藤)による「当組合にとっての中間管理者の役割や求められるビジネススキルなどを認識した上での自己成長意欲の向上」
中小企業診断士である近藤により、参加型の研修を強く意識し、中間管理者の方々が日々、大事にしていることと婦負森林組合様の制度や中間管理者に求められる一般的な管理手法とのすり合わせを行うことで「自分事」として「中間管理者」としてのモラールの向上を図りました。
また、より具体的にイメージを描いていただくために、近藤自身のユニクロやユニバーサルスタジオジャパンなどでの実務経験での例示を多用いたしました。
【双方向の気持ちを通い合わせる機会の創出】
講師が一方的に伝えるセミナー形式ではなく、「双方向」の「対話」をイメージし、問いかけを多くすることで、「自分自身と向き合う機会」、「それぞれが預かっている事業を俯瞰する機会」、「大切にしたい「想い」や実現したい「あるべき姿」を描く機会」となることを心がけました。
「対話」の中心に据えた「想い」
受講者の方々に、研修の最初に行った自己紹介で「仕事で大切にしている想い」を語っていただいた上で、研修を進める中で、「受講生それぞれにとってのあるべき姿」を具体的に描いていただくことを意識しました。
≪受講者の方々の仕事で大切にしている想い≫
受講者A「部下がしっかり独り立ちできるようにサポートしたい」
受講者B「人との関われる喜びや山を守り続けるやりがいを感じながら地元に貢献できる組合の仕事を大切にしたい」
受講者C「季候などに大きく影響される大変な仕事だけど、声を掛け合ったり気配りし合ったりしながら後継者を大切に育てていきたい」
受講者D「経営者との現場との橋渡し役として成長したい」
受講者E「参事や同僚に助けられてばかりでまだまだ力不足ですが、当組合の中では珍しく現場と管理の両方を経験した強みを活かせるようになりたい」
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【研修開催の背景】
昨年、冬の富山県成長戦略ビジョンセッション参加の事前準備として富山県の林業や木材の流通の実態を確認したくて富山県森林組合連合会様に訪問させていただいたのがきっかけでできたご縁から始まり、現参事と一緒に今年の春から大切に温めて続けてきた人材育成プロジェクトであるため、無事、開催することができたことの喜びはひとしおです。
参事の想い①
参事「いい話が聞くことができた、で終わる研修は要らないです。組合や部下にしっかりと根付き続ける生きた研修をお願いしたいです」
参事とは、複数回に渡り、何度もすり合わせを行いました。
組合の今後の発展や部下の管理者としての成長や活躍について、毎回、「真剣に」、そして、「楽しそうに」語られる参事の表情は、とても印象的でした。
参事の想い②
参事『組合の職員が子供達に、「うちのお父さん、森林組合で働いてて、めっちゃかっこいいよ!」って自慢したくなるようなそんな組織を作りたいんですよ!実際、山の中の背の高い木を器用に伐採する姿は、とても見事で惚れ惚れしますよ!仕事として林業を選びたいと思う若い人達が将来、もっと増えると素敵だなー、と思うんですよ!』
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【近藤の本研修への想い】
限られた持ち時間の中で、可能な限り、「本音を引き出したい」、「腹を割った時間を共有したい」と思い、受講者の方々への問いかけや説明の仕方に工夫を凝らしてみましたが、参事に託された想いと近藤の想いは、受講者の方々に少しでも伝えることができたでしょうか?
受講者の方々の自己成長意欲の向上への寄与、経営者様の想いにお応えできるようにしっかりと取り組みたいと思います。
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◆経営支援に関するお問合せ先
近藤剛中小企業診断士事務所/担当 近藤 剛E-mail:t.kondo0726@gmail.com