近藤剛中小企業診断士事務所について

ご挨拶・姿勢

一人ひとりの現場に、誠実に、真摯に、寄り添う。

こんにちは。近藤剛中小企業診断士事務所の近藤剛です。

私はこれまで、企業の大小・業種を問わず、数多くの現場でお話を伺い、共に考え、共に悩み、時に立ち止まりながらも、前に進むための伴走をしてまいりました。

支援の根幹にあるのは、「机上の理論よりも、現場の息遣いを大切にすること」。
それは、私自身がこれまでの人生で、数多くの現場で悩み、もがき、迷いながらも「働く意味」や「生きる力」を掴もうと努力してきた経験に根ざしています。

正解のない時代を進む経営者の皆さまにとって、私の役割は、判断の支えとなる視点と、実行を後押しする現場目線を提供すること。
私自身も、常に未完成の存在として、現場と対話を重ねながら、学び続けています。

一社一社の物語に心を寄せ、寄り添う。
ともに歩み、ともに喜びを分かち合える関係を目指して。
近藤剛中小企業診断士事務所は、これからも一歩一歩、丁寧に歩み続けてまいります。

Mission(使命)

生きた現場に寄り添い、共に未来を拓く。

私たちは、経営者や事業者の方々の声に真摯に耳を傾け、現場のリアルを共有しながら、ともに考え、ともに進む支援を実践します。
目指すのは「表面的な改善」ではなく、事業と人と地域が、持続的に成長し続けるための基盤づくりです。


Vision(描く未来)

地域と都市、過去と未来、人と人とをつなぐ経営支援の架け橋に。

能登半島、富山、東京、大阪、そして全国へ──
地域の価値と都市圏のリソースをつなぎ、互いを高め合う関係性を築くこと。
それが、私たちが描く未来の経営支援のかたちです。
「一方通行ではない、共創による発展」を軸に、地域経済の未来を支えていきます。


Value(行動指針)

1. 現場主義

現場に足を運び、自らの目で見て、耳で聞いて、肌で感じて判断する。
「現場の息遣い」こそが、すべての支援の出発点です。

2. 誠実さと真摯さ

どんな場面でも、逃げずに向き合う。
ごまかさず、飾らず、本質に向き合う姿勢を貫きます。

3. 共創力

経営者・従業員・支援者・行政・金融機関。立場を超えて同じ未来を描けるよう、対話を大切にします。

4. 未完成を恐れない学び続ける姿勢

常に学び、自らの支援も進化させ続ける。
支援者自身も変わり続けることが、持続可能な支援につながると信じています。

迷走のなかで見つけた使命と、進化し続ける覚悟

経営支援者になると決めたきっかけ

私の人生は、長らく「何者にもなれない自分」との格闘でした。
大学時代は授業にも出ず、アルバイトとゲームに明け暮れ、現実逃避を繰り返す毎日。新卒では就職に失敗し、地元富山に戻り、近所のアパレルで社会人生活をスタートしました。

転職を重ねるなかで、ユニクロに出会い、初めて「働くことに本気になる」喜びを知ります。顧客満足度で北陸代表に選ばれたことをきっかけに、ホスピタリティの道へと進み、USJやリッツカールトン大阪で、顧客の笑顔に心を尽くす日々を送りました。とくにUSJでの「パークサービス」という役割は、清掃や衛生管理、パレードの安全確保までを担う“縁の下の力持ち”の存在。お客様の満足を本気で支えることの尊さを、肌で学ぶことができました。

しかし、気持ちだけでは生きていけないという現実に直面し、30歳のとき、人生をやり直す決意で中小企業診断士を目指しました。2009年の初挑戦では挫折しましたが、2017年に再挑戦。非正規社員として働きながらも、「どんな立場でも誠実に働く」ことを自分に課し、2020年8月、ついに中小企業診断士として登録しました。

使命感

診断士登録と同時に訪れたのは、新型コロナという未曽有の経済危機でした。公益財団法人富山県新世紀産業機構での勤務を通じ、わずか1年半で1,500件超の経営支援を行いました。現場に徹底的に入り込み、言葉よりもまず「耳を傾けること」「一緒に汗をかくこと」。これが、支援者としての自分の信条になりました。

2024年1月には能登半島地震が発生。私はすぐに現地支援に動き、4月からは週2日、2つの支援機関へ派遣され、民泊や漫画喫茶で寝泊まりしながら、地域の事業者と真正面から向き合いました。行政、都市圏の百貨店、大手ホテル、バイヤーなどとの連携も支援し、地域再生に向けたプロジェクトの土台づくりを担いました。

支援者としての原点はUSJにあります。お客様に心から満足していただくために、自らが本気になる。今も、支援先の方々に寄り添い、共に前に進む覚悟を持って臨んでいます。

多彩な経験と広がる支援

私は「豊富な支援実績」を誇るというより、「多様な現場で揉まれた経験の蓄積」に強みがあります。アパレル、テーマパーク、ホテル、建築営業、税理士事務所、製薬会社、クレジットカードのカスタマー対応――そのどれもが、現場での即戦力を求められる環境でした。どの職場でも、事前に徹底した現地視察と顧客ニーズ分析を行い、早期成果を出すことに努めました。その一つひとつが、今の経営支援の精度につながっています。

2022年からは地元球団「富山GRNサンダーバーズ」でシニアアドバイザーとして地域に貢献。2022年にはJICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業アドバイザーにも任命され、グローバル視点での経営支援にも関与しました。2023年にはインド経済視察団に参加し、外から日本を見る視点を得たことも、大きな学びでした。

さらに2024年は、富山の事業者と顧客満足度No.1のホテルとの共創を支援し、地域資源を活かした新たな価値創出に携わることができました。東京・大阪など都市圏と地方をつなぐハブとしての活動も広がり、より複雑で高度な支援を担うようになってきています。

進化し続ける覚悟

これまでの人生は、決して一直線ではありませんでした。むしろ、遠回りと迷走の連続でした。けれどその分、現場でしか得られないものを数多く経験し、どんな環境でも成果を出す力を培うことができました。

中小企業診断士として、そして経営支援者としての道は、まだまだ途中です。志は半ば。これからも現場に学び、挑戦を恐れず、進化し続けることで、支援先の皆さまとともに明るい未来を築いていきたいと思っています。

近藤剛中小企業診断士事務所・実績

経営コンサルティング

  1. 能登半島の地域事業者に対する復旧復興の共創支援(石川県能登)
  2. 地域製造業者へのネット販売強化と商品構成改善支援(富山県)
  3. 伝統木製品製造業の高付加価値商品開発支援(富山県)
  4. 地域農産物・畜産業者と食品製造業の農商工連携による新商品開発(富山県)
  5. 県境を跨ぐ農畜産・加工業者連携による新商品企画販路拡大支援(富山・石川)
  6. 都市圏顧客満足度No.1ホテルの企業イメージ向上と地域連携支援(関西圏)
  7. 能登産食材活用の冷凍食品商品開発・ブランド強化支援(富山県)
  8. プロ野球チームの地域資源活用と地域活性化計画策定支援(富山県)
  9. 地域物産品製造者の都市圏百貨店催事企画運営支援(石川・大阪)
  10. 伝統工芸品製造業のブランド価値向上コンセプト設計支援(佐賀県)
  11. 部品加工製造業の展示会出展と営業支援体制構築(富山県)
  12. 地域コミュニティ団体への交流促進イベント企画支援(兵庫県神戸市)
  13. サブカルチャー事業者への高度専門家チームによる販路拡大支援(高知県)
  14. 地域伝統産業の再定義と都市圏販路開拓支援(富山県)
  15. 食品製造業の冷凍食品企画とイベント納入体制強化支援(富山県)
  16. 被災地現地視察研修と支援者能力強化プログラム企画運営(石川県能登)
  17. 飲食店と製造業・行政連携による試食交流会と商品改良支援(能登地域)
  18. 能登・輪島・富山・東京連携の被災地支援運営事務局立上げ支援(石川県・富山・東京)
  19. 東証スタンダード上場企業の次期経営陣向けの能力開発プロジェクト運営支援(富山県)
  20. 大阪のアルミ・樹脂メーカーと富山伝統産業の連携による新商品開発支援(大阪府・富山県)

など

研修実績

1. 東証スタンダード上場製造業|次期経営陣向け能力開発研修(富山)

経営基礎から戦略策定、実地計画作成、成果発表まで。キャリア面談やフィードバック、チームビルディングも実施し経営陣候補の総合力を強化。

[座学/ワークショップ/実地指導/キャリア面談/フィードバック/チームビルディング/成果発表]

2. 林業中核団体|中間管理職向けマネジメント研修(富山)

役割とリーダーシップの再定義を支援。キャリア面談、組織内フィードバックを含め、管理職の成長を促進し、最後に成果発表も行う。

[座学/ワークショップ/キャリア面談/フィードバック/成果発表]

3. 林業中核団体|一般従業員向けキャリア・意識改革研修(富山)

意識改革やキャリア面談を通じて、職場の本音を引き出し経営層へフィードバック。組織活性化に寄与。

[キャリア面談/フィードバック/チームビルディング]

4. 富山大学 経済学部|経営戦略論講義(富山)

全学部生に向けて現場事例を交え経営戦略を講義。理論と現実の接続を意識した座学。

[座学]

5. 富山大学 経済学部|地域観光資源活用戦略講義(富山)

学生が仮想起業チームを組み、役割分担や連携を体験しながら収益モデルを構築。チームビルディング中心。

[座学/ワークショップ/チームビルディング]

6. 富山県内製造・加工業者|試食品評会・交流会研修(富山)

製造業・流通・地域住民が参加し、試食・評価を繰り返し商品品質と満足度を高める。参加者の声をフィードバック。

[体験型/交流会/フィードバック]

7. 能登半島被災地事業者|試食品評会・交流会研修(石川)

被災地域の製造業者と行政が連携。品質向上と販路開拓を促進し、参加者からのフィードバックを活用。

[体験型/交流会/フィードバック]

8. 都市圏販路・生産施設視察研修(富山・東京)

商品の開発から販売までを視察し、販売戦略立案や連携強化に役立つ気づきをフィードバック。参加者同士の関係も深める。

[体験型/視察/交流会/フィードバック]

9. ののいち商工会|マーケティング戦略研修(石川)

地域事業者が自社の強みと市場を見つめ直し、実行可能な販路戦略を策定。ワークショップ形式で具体策を創出。

[座学/ワークショップ]

10. 大阪製造メーカー|経営層・管理職向け組織力向上研修(大阪)

経営層と管理職が互いの思考を理解し、組織の連携と意思疎通を改善。チームビルディングと社内フィードバックで成果促進。

[チームビルディング/フィードバック]

11. 能登半島復旧・復興多地域連携研修(石川)

全国からの関係者が現地視察と交流を通じ、復興支援の知識とスキルを共有。体験型研修で多様な視点から課題解決を目指す。

[体験型/視察/交流会/ワークショップ]

12. 練馬区「ねりさぽ」主催|オンライン商品開発研修(東京)

商品開発の基本概念と実践ポイントをオンラインでコンパクトに講義。初学者でも理解しやすい内容。

[オンライン/座学]

13. 富山・能登地域支援者向け|地域支援力向上研修(富山・石川)

地域課題に即した支援方法を実体験を交えて学び、支援者間の連携強化を図る体験型研修。

[体験型]

14. 富山県食品メーカー|品質評価会と交流会(富山)

品質改善に向けた評価会と参加者交流で商品の磨き上げと信頼関係を醸成。販路拡大の基盤づくりを支援。

[体験型/交流会/フィードバック]

15. 能登半島事業者・行政連携|商品改良交流会(石川)

地元事業者と行政が連携し、商品のブラッシュアップと販路開拓に向けた意見交換の場を提供。

[交流会/フィードバック]

など

中小企業診断士としての専門家登録

  • 富山商工会議所 経営専門家
  • 富山県商工会連合会 経営専門家
  • 石川県商工会連合会 経営専門家
  • 公益財団法人富山県新世紀産業機構 経営専門家
  • 公益財団法人石川県産業創出支援機構 経営専門家
  • 富山GRNサンダーバーズ 球団社長付シニアアドバイザー(2022年~2024年)
  • JICA 中小企業・SDGsビジネス支援事業アドバイザー(2022年)

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